2007年11月09日(金) 10時21分
つれづれ、そぞろに鎌倉・歩くならこの坂(ツカサネット新聞)
折角、鎌倉に来たのだから、車の多い通りをわざわざ歩くこともないであろう。
横浜鎌倉線は、北鎌倉駅前から、鶴岡八幡宮方面への最短の道ではあるが、車はひっきりなしに通っている。
そのような道路から離れるべく、建長寺を目前にして、右に曲がる。
この道は亀ヶ谷坂へと続いている。
鬱蒼とした林の中、急な下り坂となる。
この道は、かつて、鎌倉と武蔵方面とを結ぶ重要な道であった。
山や丘を掘削した道を「切通し」というが、この亀ヶ谷坂も鎌倉七口の一つに数えられる代表的な切通しである。
両脇が険しい崖となっているので、戦時には、防御のために封鎖された。
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それだけに、いかめしい雰囲気も漂ってはいるが、現代では、都会の喧騒を忘れるためには絶好の道である。
坂を下っていくと、次第に安らぎの中へと吸い込まれていくような感じがある。
鎌倉へ車で来る人の気が知れない、と随分、独善的なことさえも考えてもしまうものである。
つれづれ、そぞろに鎌倉・あじさい寺への道
つれづれ、そぞろに鎌倉・北鎌倉駅
つれづれ、そぞろに鎌倉・政子の悲しみ
(記者:菊池 道人)
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写真撮影:菊池 道人記者
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