いすゞ自動車と日野自動車は8日、全国の路線バスで使われている大型バスの「エルガ」と「日野ブルーリボン(2)」のブレーキに不具合があったとして、国土交通省にリコール(回収、無償交換)を届け出た。
両車種は車体構造が同一で、対象は2004年8月〜06年3月製造の計1781台。ブレーキ液が漏れ、ブレーキを解除できなくなる恐れがある。液漏れの原因は不明で、当面はブレーキ部品を新品に交換して対処する。
エルガは135事業者、ブルーリボン(2)は89事業者が使用している。事故の報告はないが、ブレーキを解除できずに道路などで立ち往生したケースが13件あった。