耐火材の性能を偽装して販売していたことが明らかになった東洋ゴム工業(大阪市)は7日、性能が不足していた同社の建材が使われた建物176件を公表した。不特定多数の客が利用する店舗での使用が92件に達し、その所在地は埼玉県が58、千葉県が14、東京都が10、神奈川県4、福島県1などで、ドラッグストアが約70件を占めた。
いずれも建材販売時のデータから判明したもので、その後、建物自体がなくなっていたり建物の用途が変わったりしている可能性もあるという。性能不足の耐火材が使われた建物の所在地などの問い合わせは、同社の24時間対応の相談室(電話0800・3001456)で応じる。
http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY200711070319.html