ネット上の「闇サイト」で知り合った家出少女と男が役割分担し、ホテルで男性から現金などを盗んだとして、警視庁は、女子中高生６人を含む８人を窃盗容疑などで逮捕したと、７日発表した。グループはさいたま市の短期賃貸マンションを拠点にし、延べ約１５人の家出少女が参加。発覚を遅らせるため、被害者のズボンや携帯電話を奪って逃げていた。
逮捕されたのは、いずれも住居不定、無職の清田優（２５）、伊勢拓夫（３４）の両容疑者と１４〜１７歳の少女６人。ほかに、事件当時１３歳の少女１人を児童相談所に通告した。
少年事件課などの調べでは、８人は５〜７月、東京・渋谷やさいたま市などのホテルで、テレホンクラブで知り合った男性９人から現金計約４２万円とクレジットカードなどを盗んだ疑い。男性が入浴中、家出少女らが財布を盗んで逃げ、外で待っている清田容疑者らに渡していた。
家出少女たちは、清田容疑者らが「闇の職業安定所」や家出人サイトを通じて募ったという。
http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY200711070101.html