2007年11月02日(金) 20時54分
中日優勝も「オレ流」のKY継投 「これが野球か」と批判相次ぐ(J-CASTニュース)
53年ぶりにプロ野球日本一に輝いた中日ドラゴンズだが、優勝を決めた試合での"あの継投"が物議を呼んでいる。スポーツライターの玉木正之氏は中日新聞へのコメント掲載を急きょ断ると宣言。楽天イーグルス野村克也監督もテレビ番組で「監督が10人いたら10人とも替えない」とまで述べている。日本一になればそれでいいという考え方もできようが、「これが野球か!? 」という批判は止まりそうもないのだ…
ナゴヤドームで2007年11月1日に行われたプロ野球の日本シリーズ第5戦、中日が1対0で日本ハムを下し、通算4勝1敗で53年ぶり二度目の日本一に輝いた。しかし、この試合の9回、驚くべき光景が待っていた。中日は先発の山井大介が8回までノーヒットの快投を見せていたが、9回にはクローザー岩瀬仁紀を投入。球史に残る日本シリーズの「完全試合」が消滅した瞬間だった。
■「10人の監督がいても10人とも替えない」
その夜のワイドショーでは優勝を祝福するムードはあるのだが、9回の投手交代に疑問を投げかけるコメントが相次いだ。
テレビ朝日系「報道ステーション」では、野村克也・楽天監督がインタビューに答え、「自分なら替えない」と述べている。
「完全試合できてるピッチャーを9回(笑)んー、ピッチャー替えるっていうのは落合監督だけでしょう」「10人の監督がいて、10人とも替えないでしょう。その辺が落合(博満)監督らしいといえばそれまでなんでしょうけど」
日本テレビ系「ニュースZERO」に出演した星野仙一日本代表監督も、
「落合監督はピッチャーの経験ないからあういう行動に出たのか、1点差だったから岩瀬に任せると決めておったのか、どちらにしても勇気がいる」
と述べた上で、自分が監督だったら「(山井に)投げさせていた」と漏らしている。
スポーツライターの玉木正之氏は中日の優勝を受けてホームページを更新。「アッタマに来た。これが野球か!? 」球の醍醐味はどこへ消えた!? 」ンデ完全試合の山井を変えるねん」と落合監督を激しく批判。交代劇を「スポーツに対する冒涜」とまで指摘し、