2007年11月01日(木) 11時50分
手軽にトクする? 携帯クーポン (ツカサネット新聞)
先日、また得してしまった!
仕事の帰り道、小腹がすいて、某ファーストフード店へ寄った。サイドメニューを頼み、携帯電話の“とある画面”を見せる、そうするだけで約40%の割安価格で商品が買えるのだ。(割引率は商品によって異なる)。そう、自分が提示したのは携帯クーポンの画面。このように最近、携帯電話を使った割引クーポンを導入する企業、そしてこのクーポンを利用する消費者が増えている。
クーポンといって、まず思いつくのが街で配布されるフリーペーパーである。誰でも無料でもらうことができ、お店で使えば得できるのが売りのフリーペーパー、その種類と発行部数は年々増加している。フリーペーパーだけでなく、雑誌、新聞、パソコン等、クーポンの取得方法はさまざまだ。
その中でも、着実に利用者を伸ばしているのが携帯クーポンである。携帯電話の画面をお店で提示するだけという簡単かつ便利さが主な利用者層である若年層や女性に支持されている。雑誌や新聞のクーポンのように紙を持ち歩く必要もないし、パソコンからプリントアウトするという手間も省ける。実際の利用者である自分もその手軽さと使い勝手の良さが気に入って、携帯クーポンの活用頻度が増えた。
先に述べたように、企業も携帯クーポンシステムを導入し始めている。口コミを効果的に利用しながら、登録会員数を増やしているのがマクドナルドだ。現在の会員数は中高生を中心に500万人を超えるという。この企業のシステムは、まず会員登録してもらい、会員に対し割引情報などを携帯メールで配信、会員がサイトからクーポンを取り込む、といったものだ。会員数を増やすためにさまざまな工夫を凝らしており、会員にストレスを与えないため、メールの頻度や文字数、画像などに制限をかけているらしい。こういった戦略が主に中高生を中心に口コミなどで広がり、マクドナルドの店舗への集客力を拡大している。
浮き沈みの激しい外食業界において、インターネットや携帯電話の普及などといった消費者の生活、行動形式の変化に対応しながら、来客数を確実に増やしている。携帯クーポンは今後の外食業界の来客数を大きく左右するかもしれない。
なにはともあれ、消費者にとって“割引”とは魅力的な言葉であり、どういう形であってもありがたいもの。どの形式のクーポンを選ぶかは人それぞれだと思うし、おトク感を味わえればそれだけで小さな幸せだと思う。そのなかの1つの選択肢として、手軽で便利、メリットも大きい携帯クーポンは予想外に利用価値のあるおトクなサービスだ。
(記者:水村なの)
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