力士急死問題で揺れる大相撲で1日、福岡市内の病院で4人が受検した九州場所の新弟子検査は、テレビカメラ4台を含む約40人の報道陣が集まり、異例ともいえる注目を集めた。受検者は一様に驚いた様子だった。
岐阜県中津川市出身の石原将伸さん(16)=陸奥部屋=は「勝てば上に行ける世界。問題があって祖父母には反対されたが、自分で押し切った」。群馬県草津町出身の花岡明仁さん(18)=玉ノ井部屋=は「部屋の人はみんな面白い。不安な気持ちは全然ないです」と話した。
新弟子検査は統計を取り始めた36年以降、7月の名古屋場所で初めて受検者ゼロとなったが、年6回合計では昨年より8人多い98人が受検した。
この日は全員が身長173センチ、体重75キロの体格基準を通過。合否は内臓検査の結果を待って、初日の11日に発表される。
http://www.asahi.com/sports/update/1101/SEB200711010011.html