2007年10月31日(水) 10時16分
リタリン処方の医師ら きょう逮捕へ(産経新聞)
うつ病などの治療に使われ、若者の間で乱用が広がっている向精神薬「リタリン」について、東京都江戸川区の診療所「京成江戸川クリニック」が医師不在のまま処方箋を出したとして、警視庁生活環境課は、医師法違反(無資格医業)の疑いで、同クリニックの医師(67)と職員の2人を31日中に逮捕する方針を固めた。
調べによると、同クリニックでは、院長が病気で入院し不在だった8月16日から約1カ月間、医師がいないにもかかわらず、医師免許のない職員がリタリンなどの薬を処方していた疑い。
同クリニックでは医師らの指示のもと、不在時の対応として「1カ月ぐらいであれば、休診することなく開けても大丈夫」「薬の分量を変えたり、新患を受け付けたりしなければよい」などと決定。これまでの処方量を参考にして、患者へリタリンなどの薬を処方していた。
だが、警視庁は、こうした医療行為が医師免許のない職員が処方箋を出す医師法違反に違反すると判断、捜査を進めていた。
同クリニックへは、都と江戸川保健所が医師法違反の疑いで9月21日に立ち入り調査に入っていた。
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