2007年10月30日(火) 16時20分
ウィニー事件担当 男性弁護士の懲戒請求退ける(産経新聞)
ファイル共有ソフト「ウィニー」による著作権法違反の罪に問われ、京都地裁で有罪判決を受けた男性の弁護士(43)=大阪弁護士会所属=に対し、「職務上知り得た情報を捜査対象者に漏洩(ろうえい)した」として、京都地検が申し立てた懲戒請求を同会が退ける決定をしていたことが30日、わかった。同会は「弁護士として品位を失うべき非行に該当しない」と判断した。
男性はウィニーを使ってインターネット上で映画を公開したとして起訴され、平成16年11月に京都地裁で執行猶予付きの判決を受けた。
この公判の過程で、男性の弁護士が、ウィニーを開発した元東京大大学院助手=同法違反ほう助罪で控訴中=が捜査対象だったにもかかわらず、元助手に捜査報告書の内容や冒頭陳述書などをメール送付。京都地検が「弁護活動の範囲を逸脱している」として、平成18年5月に懲戒請求していた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000098-san-soci