マグロの刺し身?と見せかけて…実は生ハム。近鉄百貨店阿倍野本店が全国からえりすぐった食品を集めて販売する売り場、美味彩々で販売中の「しばれ生ハム」(1本1260円)だ。
しばれ生ハム札幌のバルナバハムが製造する冷凍タイプの生ハムで、完全には解凍しないで、半解凍の状態をじっくり味わう、珍しい生ハムだ。
豚ロース肉の塊をドイツ岩塩の塩水に漬け込んで仕上げたハムを、スライスせずにそのまま真空パック。「しばれる」の名の通りキンキンに凍らせて販売している。
冷凍庫から出し、シャリッとした食感がちょっと残るくらいの硬さまで自然解凍してから、厚めに切って食べてみた。
薄くスライスして売られている一般的な生ハムよりも塩味がやわらかく、ちょうどいい加減。刺し身風にワサビをつけてもいけるが、しょうゆは不要。さっとあぶって、たたき風にしてもオツな味だった。
(アサヒ・ファミリー・ニュース社 河田リエ)
http://www.asahi.com/kansai/taberu/depa/OSK200710290015.html