2007年10月29日(月) 19時43分
亀田父「人間として卑怯者」 興毅には同情論高まる(J-CASTニュース)
亀田家長男の興毅さん(20)が「一家」を代表して行った会見について、興毅さんへの同情論が高まる一方で、2度目の会見を拒んだ父史郎さん(42)への風当たりは強まっている。テレビ放送では「卑怯者」と厳しい意見もジャーナリストから寄せられた。
■小倉智昭が「興毅は立派だったですよ」
2007年10月26日にあった2回目の会見では、興毅さんと協栄ジムの金平桂一郎会長の2人が出席した。大毅さんの問題の試合後初の会見は10月17日で、金平会長のほか史郎さんが出席し、大毅さんも冒頭だけ同席した。
10月26日の会見で、興毅さんは丸刈り姿で謝罪の弁を述べた。会見の内容について、批判の矛先は、詰問調で史郎さんの会見欠席理由などを質すテレビ朝日のリポーターに向けられた。「もはやイジメの域に達してる」などのマスコミ批判の声がネット上に多く寄せられた。26日に放送されたフジテレビ系「とくダネ!」でもキャスターの小倉智昭さんが「興毅は立派だったですよ。筋を通しているし、このくらいでどうですか」と会見での興毅さんの姿勢を評価した。
27日放送のテレビ朝日系「サタデースクランブル」の中でも、スポーツジャーナリスト片岡亮さんが、会見を終えた興毅さんについて「リニューアルされた」「不良少年じゃないですけど、立ち直って更生するというのは日本人が大好き」「逆にすごい人気ある選手になる可能性もある」と風向きの変化について解説した。
一方、批判が収まらないのは父史郎さんに対してだ。10月28日のフジテレビ系「新報道プレミアA」の中で、ジャーナリストの櫻井よしこさんは、子供の興毅さんを会見に出席させ、自らは出なかった史郎さんのことを「父として人間として卑怯者だと思う。卑怯者というのは卑怯者以外何者でもない。本当に唾棄すべき存在だと思う」と厳しい論調で切り捨てた。