2007年10月28日(日) 12時28分
ネット上で「泊めてください」 家出少女が陥る「売春」(J-CASTニュース)
「だれか今日とめてください。まぢこまってます」——。こんなカキコミが携帯電話などのネットワーク上で頻繁にされている。家出した女子中高生が見知らぬ男性宅に「泊まる」というケースだ。ただ、「宿泊」には代償、つまり「売春」がともなう危険がある。
■家出少女をめぐる事件が多発
「だれか今日とめてください(絵文字)まぢこまってます(絵文字)都内の人お願いします」(女性 18歳 東京)
「家出する気あってもお金なくて父親からお小遣いもらってません(絵文字)誰かメールくれませんか?」(女性 16歳 埼玉)
「誰ヵヽ…学校も家も嫌です…友達と2人で家出を考えてL1ます…」(女性 14歳 愛知)
ある携帯電話のサイトの掲示板では、家出したと思われる少女たちが、その日の宿を探す書き込みをしている。書き込みは、10代の女子中高生が多い。一方、男性側だが、こうした書き込みには「よかったら力になるよ!連絡してみてね」「まだ探してるんだったらいつでも来ていいよ」などと「親切に」対応している。ここでなら、女子中高生たちは家出しても「宿泊先」を見つけることができそうだ。しかし、その「宿泊先」でどんなことが待ち受けているのかはわからない。
家出少女をめぐっては、ここ最近でネットを介した事件が多発している。10月23日には、携帯電話の出会い系サイトで知り合った中学3年生の少女を5ヶ月にわたって自宅マンションに住まわせたとして、アルバイト店員(25)が県青少年育成条例違反で逮捕された。10月16日には、出会い系サイトで知り合った兵庫県の中学2年生の少女を誘拐したとして、神奈川県の男性(38)が逮捕されている。
さらに10月14日には長崎県の小学6年生の女児が大阪市のマンションに8日間連れ込み誘拐したとして同市の会社員(20)が逮捕されていたことがわかった。2人が知り合ったのは、女児が開設したブログ。しかも、この女児は「お兄ちゃんは悪くない」と、会社員を擁護する供述をしていたという。