「東急車両製造」(横浜市)は26日、04年以降に製造された大型トレーラー1083台のうち、77台(107カ所)でホイールに亀裂や破断が見つかったと発表した。破損面に「疲労性」特有の形状がみられ、さらに増える可能性もあるという。同社は利用者に緊急点検を求め、原因究明後にリコール(回収・無償修理)を検討する。
亀裂・破断が見つかったのは、積載重量の緩和措置を受けているタイプの車両。同型車は同社が8割以上のシェアを占めるが、現在は生産されていない。
同型車をめぐっては、今年7月に広島県廿日市市で走行中にホイールが破断し、脱落したタイヤが対向車にぶつかって別の衝突事故を誘発して2人が軽傷を負う事故があった。
http://www.asahi.com/national/update/1027/TKY200710260382.html