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2007年10月25日(木) 23時04分

頭にヘリウムガス入ったごみ袋 高3死亡 文化祭準備中朝日新聞

 25日午後5時5分ごろ、茨城県ひたちなか市松戸町3丁目の県立勝田工業高校から「生徒が意識を失って倒れている」と119番通報があった。同市消防本部の救急隊員が駆けつけたところ、男子生徒が心肺停止状態で倒れており、病院に運ばれたが約3時間後に死亡した。発見された際、生徒は頭からヘリウムガスが入ったごみ袋をかぶっていたという。

 死亡したのは、同県大子町下金沢の同校3年、石川仁志さん(18)。

 ひたちなか西署や同校によると、石川さんは、男性教諭や生徒が26日から始まる文化祭用の風船を準備していた同校の玄関付近に来て、教諭に持参した黒いごみ袋(45リットル)を見せ、「これを吸うと声が変わるんですよね。ヘリウムガスは袋の中で、どれくらいもつのか教えてほしい」などと話したという。教諭がごみ袋にガスを入れると、石川さんはその場を立ち去り、行方が分からなくなった。

 通りかかった生徒らが、約80メートル東に離れた校内の通路で、ごみ袋を頭からかぶったまま、仰向けに倒れている石川さんを見つけた。ごみ袋は首のところで輪ゴムで閉じられていた。外傷はなかったという。

http://www.asahi.com/national/update/1025/TKY200710250419.html