久間章生元防衛相が昨年秋以降、防衛・航空分野の専門商社「山田洋行」(東京)の元専務(69)らと飲食を共にし、代金を支払わない接待を受けていたことが25日、分かった。元専務は、守屋武昌・前防衛事務次官(63)との頻繁なゴルフやマージャンなどが既に明らかになっており、政官界への接待攻勢が浮き彫りになった。
久間元防衛相は同日夜「時期は覚えていないが元専務が独立してから3、4人で食事をした。代金は支払っていないが、(防衛庁長官)就任祝いのような形でお祝いをしてもらうことはよくある」と話した。
元専務は山田洋行から昨年9月に独立し「日本ミライズ」を設立。久間氏によると、元専務とは数年前からの知り合いで、独立以前にも会合に同席したことがあるという。
久間氏は「業者との付き合いには気を付けている。その日も元専務から誘われたわけではない」としている。