協栄ジムの金平桂一郎会長の会見での主なやりとりは以下の通り。
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金平会長 明日(26日)午前9時から亀田興毅と私が記者会見を開く。興毅が亀田家を代表しておわびする。処分は明日発表する。今日、史郎氏と興毅と話をした。大毅は姿は見せなかった。『このたび非常にたくさんの方々にご迷惑をかけたことを伝えてほしい』というので、『亀田家としてもう一度おわびをするべきではないか』といったら、興毅が『亀田家の代表として私が出席するので会長も同席をお願いします』といわれた。
その会見で協栄ジムとしての処分を出す。亀田家はいかなる処分も甘んじて受けるといった。史郎氏は深く反省していた。(反則の)指示について、問いただしたら「いいわけはするものじゃなかった」ということがよく分かった。「ああいう会見はよくない、不信をかえって招いた」と反省していた。同席をしていた私としても改めておわびを申し上げる。
反則をしたということに対し、史郎氏は「制御しなかったことはすべて自分のせいである」といっていた。興毅も同じだった。「今でているコミッションと協会からの指示、命令はすべて受け入れる。その上で、会長に改めての処分を一任する」ということだったので、私はいったん持ち帰り、重く受け止めて明日、興毅と同席の上で発表する。
−−史郎氏が引退する可能性は
金平会長 相当深い覚悟があると思いました。
−−(反則の)指示をしたと事実関係を認めたのか
金平会長 「一切言い訳はできません」といっていました。
−−会長としては史郎氏が事実を認めたと思ったか
金平会長 いいわけをしないということは、どういうことかということですね。いいわけをしないというのだから、それ以上追及もしない。
−−興毅から会長にいったことは
金平会長 「このたびは本当に申し訳ないことをいたしました。甘んじて今でている処分、皆様からの批判は受けます。明日自分が出席しておわびを申し上げたい」といっていた。
−−亀田家サイドから希望とか要請とかはあったか
金平会長 「大毅は非常に今落ち込んでいるので、一日も早く元気に練習できるように会長もバックアップしてもらいたい」と。「この現実が受け入れられるか」と聞いたら、「受け入れる」といったのでその言葉を信じたい。
−−この話し合いを受けて会長はどんな気持ちか
金平会長 第一歩からの出発だと思っている。