2007年10月25日(木) 11時47分
大阪・寝屋川市教職員殺傷事件控訴審 少年に1審より重い懲役15年の判決 大阪高裁(フジTV)
2005年、大阪・寝屋川市の小学校で教職員3人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われた19歳の少年の控訴審で、大阪高等裁判所は、1審より重い懲役15年の判決を言い渡した。
19歳の無職の少年は2005年、自分が卒業した寝屋川市の小学校に侵入し、教師の鴨崎満明さん(当時57)ら教職員3人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われていた。
少年は、精神鑑定で広汎性発達障害と診断され、1審の大阪地方裁判所は障害による影響を認めて、懲役12年を言い渡した。
これに対し、検察側は「刑が軽すぎる」として無期懲役を求め、弁護側は「少年院での矯正教育が必要だ」として、お互いに控訴していた。
25日の判決で、大阪高等裁判所の古川 博裁判長は、「刑事責任は重大で、処罰の必要性が極めて高い」と、弁護側の主張を退けながらも、「障害の影響がなければ事件は起こりえなかった」と認め、少年に懲役15年を言い渡した。
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2007/10/25 11:47 取材: 関西テレビ
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120644.html