記事登録
2007年10月24日(水) 18時13分

セクハラ行為で男性調教師を訴えていた山本 茜騎手、突然訴えを取り下げフジTV

度重なるセクハラ行為で調教師を訴えていた女性騎手が、突然、訴えを取り下げた。
訴えていたのは、女性騎手としては最短で100勝を達成した人気ジョッキー・山本 茜騎手(24)。
山本騎手は、全裸になった48歳の男性調教師に「おれはお前に全部を見せることができる。お前も包み隠さず見せてみろ」などと言われ、服を脱ぐよう求められるなど、数々のセクハラを受けたうえ、拒否すると厩舎(きゅうしゃ)を辞めさせられたという。
山本 茜騎手は、およそ550万円の損害賠償を求める訴えを起こしていた。
男性調教師側は、全裸になったのを認めていた。
しかし、山本騎手は24日、「わたしの思いは、レースに乗りたい、レースで勝ちたい、もっとうまくなりたいというものです」、「訴訟に時間と労力を使うより、馬に乗ることに使いたい」とコメントし、訴えを取り下げると発表した。
競馬ファンは「閉鎖された世界ですから、競馬はね。相撲と一緒」、「ちゃんと告訴して、ちゃんとした方が良かったのかなと」、「もっと女の人に頑張ってほしい。(訴えを)取り下げたのは残念」などと語った。
競馬界は、まだまだ男性社会といわれ、24日のレースでも、山本騎手のほかは、男性騎手ばかりだった。
競馬評論家の須田鷹雄氏は「厩舎の人に対しても、ファンにしても、すっきりしないものを引きずってしまうから、マイナスになると思います。ただ、それは本人の意思ですので」と語った。
23日のレースでは、問題の男性調教師の馬に敗れた山本騎手だったが、24日のレースでは見事勝利を収めた。
highlow highlow 2007/10/24 18:13 取材: 東海テレビ

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00120599.html