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2007年10月23日(火) 00時00分

NOVA派遣の先生来ない 大阪市立の小中高20校で朝日新聞

 英会話学校最大手「NOVA」(大阪市)から外国人講師の派遣を受けている大阪市立の小中高校で23日までに、計20校で講師が欠勤し、授業に支障が出ていることがわかった。同市教委は、NOVAとの契約見直しも含めて検討を始めた。

 市教委によると、NOVAは小学校286校に年6回、中学49校と高校7校に週1〜3回、英語講師を派遣する契約を市側と結んでいる。年間の契約額は約5860万円。これまでは講師が欠勤する場合はその都度連絡が入り、代理の講師が派遣されていた。

 だが、20日に授業参観があった中学校では、連絡もなく代理も派遣されないまま、講師が欠勤したという。22日には9校、23日は10校でNOVAの講師が来なかった。

 NOVAの給与遅配問題で講師不足に陥ることが予測されたため、市教委は19日、授業に穴を開けないようにNOVA側に要請するとともに、各学校に対し、講師が来ない場合は日本人教諭らが1人で授業をするよう指導していた。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200710230080.html