2007年10月23日(火) 17時01分
フェイス・ヘア・ボディなど…固形石鹸の実力に迫る!(R25)
彼女が使っている石鹸を使おうとしたら「高いんだから!」と怒られたりしません? なんでもここ最近、固形石鹸が人気なんです。けど、ボディ用とかハンド用とかってどう違うの? 石鹸に関する情報が詰まったサイト『石けん百科』を運営する生活と科学社の猪ノ口幹雄さん、教えて!
「薬事法では、人の体を洗う石鹸を区別するための明確な基準は設けられていないので、各メーカーが独自に区別しています。例えば、ボディ用なら皮膚に刺激の少ないパーム油を多く含ませていたり、フェイス用なら保湿効果を上げるためにグリセリンを入れ、ハンド用は殺菌効果のあるヒノキチオールを加えることが多いようです。つまり、その部位に一番効果的な成分を多めに含ませる傾向があるんですね。最近話題になっている頭髪用の固形石鹸(シャンプーバー)は、泡立ちを良くするためにココナツ油を多く含ませているようですよ」
頭髪用まで出てるの!? …じゃあここ最近、固形石鹸が見直される理由って?
「そもそも、石鹸は動植物の油脂など、自然の成分を主原料として作られるんです。だから、肌にも健康にも環境にも優しい。このことが注目され始めた要因なんでしょう」(同氏)
確かにスゴいかも。…でも固形って泡立ちにくいし、使いづらいんですよね〜。
「まず、性質を知ることが大事ですよ。固形石鹸が泡立ちにくい原因は、肌や髪に汚れが付着しすぎているケースが多いんです。二度洗いなどして汚れを落としてから、石鹸が溶けやすい20度以上のぬるま湯を使えばバッチリ泡立ちますし、洗浄威力もほぼ完璧に発揮されます。さらに、水気を避けて保存することで、最後まで洗浄効果が失われず、長持ちしますよ」(同氏)
面倒なイメージのある固形石鹸だけど、使いこなせばいいことばかり。みなさんもぜひぜひ使ってみては? 石鹸を使う、健康や自然に優しい男ってモテちゃうかもしれませんよ!
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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