2007年10月22日(月) 03時06分
薬害肝炎情報、厚労省が20年前から手がかり放置(読売新聞)
薬害肝炎の疑いが強いとして、製薬会社が2002年に厚生労働省に報告した418人分の匿名の症例一覧表のうち、約3分の1については、患者のイニシャルや医療機関名など詳細を記した個別の副作用報告書が同省に提出されていたことが判明した。
古いものは1987年に提出されており、同省は、患者特定につながる情報を持ちながら20年にわたり、製薬会社に対し、本人への告知を指示するなど適切な対応を取っていなかったことになる。
副作用報告書は、止血剤として血液製剤「フィブリノゲン」を投与され、C型肝炎に感染したと見られる症例について、旧ミドリ十字(三菱ウェルファーマを経て現田辺三菱製薬)が医療機関から情報を得て、1987〜2002年に同省に提出したもので、計144人分に上る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071022-00000101-yom-soci