楽天が、インターネット上の仮想商店街「楽天市場」の顧客を台湾で増やす計画を立てていることが19日、分かった。08年中の営業開始を目指す。現地の流通関連企業と合弁会社を設立、過半数を出資する方針。楽天市場の海外展開は初めて。海外進出で主力事業の拡大を図る。
合弁先企業の協力を得て現地商品の品ぞろえを確保する。また、日本の書籍や音楽CDなどを台湾の顧客向けに販売することも検討している。台湾では日本の芸能人の人気が高く、日本人タレントの写真集やCDに需要があるとみている。
楽天は、かねて海外進出の方針を表明し進出先の選定を進めていた。来年から5年かけ、欧米、アジアなどネットサービスの盛んな国・地域に進出する計画だ。
http://www.asahi.com/business/update/1019/TKY200710190444.html