記者会見での浜田典保社長の説明は次の通り。
記者会見で再び謝罪する赤福の浜田典保社長=18日午後11時12分、三重県伊勢市の伊勢商工会議所で
売れ残り赤福の偽装ルート
——(商品の赤福餅を餅とあんに分けて原料としていた)「むき餅」「むきあん」の問題や、店頭から回収した商品をまき直し(再包装)していた問題を調査していなかったのではないか。
(12日に謝罪会見した)前回も調査はした。12日以降も、より徹底した点検やヒアリングをし、その中で判明した。
——現場が勝手にやったのか。
どんな経緯で起こったか、今はっきりと特定していない。
——(期限切れ原料を使った大手菓子メーカー「不二家」の問題が発覚した)1月に、「むき餅」「むきあん」や店頭回収分のまき直しをやめたのはなぜか。
逐次、長年の作業をチェックし、その中で改善した。
——結果として、前回の会見でうそをついていたのでは。組織的ではないのか。
誤った報告をしたのは事実。誠に申し訳ない。現場が「もったいない」と思って、そうした。忸怩(じくじ)たる思いがある。明確な指示は私も含めてしていない。
——食品衛生上の問題はどうか。実際どれくらいもつのか。
県に報告し、ご指導いただきたい。出荷してから夏場2日、冬場3日が期限だ。
——消費期限が切れた商品が店頭に並んだことはあるのか。
現在確認している。
——むき餅などを、いつから知っていたのか。
定かな記憶がない。(先代の社長から)順次引き継ぐなかで……。
——進退は。
現在、再チェックし、すべてを出すことに傾注したい。
http://www.asahi.com/national/update/1019/NGY200710190002.html