首都圏の私鉄や地下鉄の65駅で18日早朝、改札脇の係員窓口などの機器が作動せず、IC乗車券が使えなくなるトラブルがあった。午前11時までに復旧したが、約400人の乗客に対し精算に応じられないなどの影響がでた。各社が調べた結果、12日の自動改札機トラブル同様、「日本信号」(東京都千代田区)製機器のプログラムミスが原因と判明。同社の降旗洋平専務は「検証が不十分だった」と謝罪した。
不具合が出たのは、東京メトロや埼玉高速鉄道、東武鉄道、東葉高速鉄道、ゆりかもめの65駅にある窓口処理機や精算券の印刷機など110台。自動改札機は改修が済んでおり、問題はなかった。
前回のトラブル後、鉄道各社が「窓口の機器は大丈夫か」と日本信号に確認した際、同社は「改札機とはプログラムが違うので大丈夫」と回答していた。だが実際は同じ仕組みで、特定のデータが送信されるとエラーを起こす同様の欠陥があった。
http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY200710180344.html