米消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」は16日に発表した新車の信頼性に関する調査結果で、トヨタ自動車への信頼感が低下していると指摘した。
調査では「最も信頼できる39車種」のうち17車種をトヨタ車が占めたが、人気の乗用車「カムリ」など3車種の一部モデルは「平均以下」と評価された。
同誌はこれまで、トヨタの新型車については市場の高い信頼感や同社の優れた実績を背景に消費者に推薦してきたが、今後は「(走行テストなど)新たな信頼性のデータなしでは推薦しない」と強調した。
一方、3車種が「信頼できる車」に選ばれた米フォード・モーターは「改善が進んだ」とし、日米メーカーの差が縮小しているとの見方を示した。ただ「最も信頼できない44車種」では、米国車が20車種に達した。
ブランド別では、ホンダが首位、ホンダの高級車ブランドのアキュラ、トヨタの若者向けブランドのサイオン、富士重工業のスバルと続き、トヨタは5位だった。