英会話学校最大手「NOVA」(大阪市)で給与の支払いが遅れている問題で、外国人講師らが加盟する「全国一般労働組合東京南部」(東京都港区)と「ゼネラルユニオン」(大阪市)の代表は16日、同社東京本部を管轄する新宿労働基準監督署と、同社統括本部を管轄する大阪中央労基署をそれぞれ訪れ、同社と猿橋望社長を労働基準法違反(賃金不払い)で摘発するように申し入れた。
両労組によると、外国人講師の9月の給与の支払いが最大で2週間遅れたほか、今月15日に予定されていた支払いも延期された。
また、日本人社員は7月から毎月支払いが遅れ、9月分も支払われていないという。これまで大阪中央労基署は、同社に同法違反で4回の是正勧告を行っている。