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2007年10月14日(日) 19時23分

「少しでも被害回復を」L&G被害者説明会に450人産経新聞

 健康商品販売業、エル・アンド・ジー(L&G)の出資法違反事件で、被害対策弁護団が14日、東京都千代田区の弁護士会館で被害者説明会を開催。団長の千葉肇弁護士が「資金回収は楽観できないが、多くの方が弁護団に依頼することで少しでも被害回復が図れる」と呼び掛けた。

 説明会の参加者は約450人。弁護団は「予想より少なかった。まだ、L&Gを信じている人がいるのかもしれない」と分析した。被害者の中には近未来通信事件など他の出資詐欺事件の被害者も含まれているという。

 弁護団はエル社の事業を「返金する意思がほとんどなく、当初から詐欺だった」と指摘。早期の破産申し立てや広告塔となった芸能人への損害賠償請求の検討など活動方針を説明した。また、「被害を回復する」と言って個人情報を聞き出されるなど2次被害への注意も呼び掛けた。

 弁護団への問い合わせは(電)03・3511・6840、6841(平日正午から午後4時)

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