中国産そうめんを奈良県名産の三輪そうめんと偽って販売したとして、兵庫県警生活経済課などは10日、大阪市淀川区の食品販売会社社長高橋浩幸被告(47)(別の事件で公判中)ら3人について、不正競争防止法違反(産地偽装)容疑で逮捕した。
調べによると、高橋被告らは、中国製そうめんを数トン輸入したうえ、「MADE IN CHINA」と書かれたラベルの一部を「三輪」の名が記されたラベルに張り替えて販売した疑い。
高橋被告らは今年8月、総合食品メーカー「エバラ食品工業」(横浜市)が製造した調味料の賞味期限を改ざんしたとして同法違反(誤認表示)容疑で逮捕された。その際、県警は高橋被告が経営する食品販売会社の倉庫などを捜索し、「三輪そうめん」と書かれた大量のそうめんを発見、押収。成分を鑑定し、中国産とわかった。