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2007年10月07日(日) 19時44分

「沖縄核密約」存在を明記 メモ米国立公文書館で発見東京新聞

 1972年の沖縄返還で、米軍が有事の際に核を持ち込むことを認めた日米密約が締結されたことを示す米政府の公文書が7日までに見つかった。返還に合意した69年11月の日米首脳会談に向け、米大統領補佐官だったキッシンジャー氏が当時のニクソン大統領にあてたメモで、佐藤栄作首相との密約締結手順を記載している。

 沖縄返還時の核密約の存在を明示した交渉当事者の公文書発見は初めて。日本政府が依然否定している密約の存在を米公文書が裏付けた形だ。

 文書は1969年11月12日付と13日付のメモ。2005年に機密解除された文書を信夫隆司日大教授(日米外交史)が米国立公文書館で入手した。

 キッシンジャー氏はまず、「沖縄返還後の米国の核持ち込みと繊維問題に関する日本政府との秘密交渉」と題された12日付のメモで、核持ち込みについて交わされた「秘密覚書」の存在を明記。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100701000333.html