福岡県内のJR在来線や新幹線で6日、走行中の列車の窓が割れたり、ひびが入ったりするトラブルが3件続いた。うち1件で乗客の女性が軽傷を負い、博多署が器物損壊の疑いもあるとみて捜査を始めた。
午前10時半ごろ、福岡市のJR鹿児島線笹原−竹下間で、荒尾(熊本県)発門司港行き準快速(4両編成)の4両目左側の窓が割れ、破片が車内に飛び散った。近くに座っていた20代の女性が左足に軽い擦り傷。列車は博多駅で運転を取りやめた。
午後1時すぎには、福岡市博多区の竹下駅付近で、長崎発博多行き特急かもめ20号(6両編成)の2両目で窓にひびが入っているのが見つかった。
これより前の午前10時ごろには、山陽新幹線博多−小倉間を走行中の博多発東京行きのぞみ16号(16両編成)の3号車で、窓にクモの巣状のひびが入っているのを乗客が見つけた。
乗客約1200人は岡山駅で別の車両に乗り換えた。