コンビニ店内で女性客のバッグに液体漂白剤をかけたとして、警視庁捜査1課と神田署などは6日までに、器物損壊の現行犯で東京都台東区池之端、広告代理店社員妹尾祐逸容疑者(44)を逮捕した。
捜査1課によると、2005年7月ごろから、東京都文京区や千代田区の路上のほか、コンビニ、地下鉄駅で擦れ違いざまに20−30代の女性がスカートや持ち物に漂白剤をかけられる事件が約30件発生。
妹尾容疑者は「妻と別居した孤独感、さびしさを紛らわすため、漂白剤を容器に入れ持ち歩いていた。02年ごろから50件ぐらいやった」と供述しているという。
調べでは、妹尾容疑者は5日午後10時10分ごろ、文京区湯島のコンビニで、立ち読みをしていた女性(23)のバッグに漂白剤をかけ変色させた疑い。
東京都新宿区内の勤務先を自転車で出て、自宅近くの現場に来ていたという。張り込んでいた捜査員が取り押さえた。