福島県会津若松市で5月、県立高校3年だった少年(17)が母親を殺害、首や腕を切断したとされる事件で、福島地検会津若松支部は5日、殺人などの非行事実で、少年を福島家裁会津若松支部に送致した。
福島地検は精神鑑定の結果を踏まえ、少年の刑事責任能力を問えると判断。「刑事処分相当」との意見を付け、検察官送致(逆送)を求めたとみられる。
家裁は今後、犯行に至った経緯などを調査し、少年審判を開くかどうかを決める。
これまでの調べによると、少年は5月、自宅アパートで就寝中の母親=当時(47)=を殺害。頭部をバッグに入れて外出、インターネットカフェなどに立ち寄った後、会津若松署に自首した。