人を笑わせる研究で科学への関心を高めた功績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が4日、米マサチューセッツ州で開かれ、日本人研究者の山本麻由さんが化学賞を受賞した。ロイター通信が伝えた。
山本さんは国立国際医療センター研究所の元研究員。牛の排せつ物からバニラの香りの成分を抽出した研究が受賞理由となった。
イグ・ノーベル賞はハーバード大系のパロディー科学誌が贈呈する毎年恒例のイベントで、医学や物理学、平和などの計10部門がある。
日本人では2004年にカラオケの発明者で知られる井上大佑さんが平和賞を受賞。05年には発明家のドクター中松こと中松義郎さんが栄養学賞に選ばれた。(共同)
ZAKZAK 2007/10/05