東京と青森で計4人の女性を監禁し、けがをさせたとして監禁致傷罪などに問われた無職男(26)の公判が5日、東京地裁であり、高橋徹裁判長は19日に判決を言い渡すことを決めた。
7月にいったん結審。5日は判決の予定だったが、弁護側の申し立てに基づき再開され、弁護側は、被害者の1人から起こされた損害賠償請求訴訟が約750万円を支払うことで和解したことを明らかにした。
検察側は補充の論告で「被害者は筆舌に尽くし難い被害を受け、賠償は当然」と指摘し、あらためて懲役15年を求刑。弁護側は無罪を訴えた。
論告によると、男は2003年12月—04年12月、青森県や東京都の自宅などで、当時10—20代の女性4人を監禁し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを負わせた。
ZAKZAK 2007/10/05