インターネット専業のソニー銀行は来年度上期をめどに外国為替証拠金取引(FX)業務に参入する。
FXは業者に預け入れた証拠金の数倍から数十倍の外貨を売買できる取引で、外貨預金よりリスクが高い。最近の円高局面では証拠金を上回る多額の損失を出した個人投資家も多かったが、相場の動向次第では大きな利益が得られるため、利用者が急速に増えている。
ソニー銀は今後サービスの詳細を詰め、近くシステム開発などの準備作業に着手する。一部業者では証拠金の100倍のハイリスクな取引も可能だが、ソニー銀は10−30倍程度にとどめる方針。
ネット専業銀4行のうち、ジャパンネット銀行は昨年FXに参入し、イーバンク銀行も近く進出する計画。資産運用商品に強みを持つソニー銀も新たにFXを商品に加え、ライバルに対抗する。
ZAKZAK 2007/10/05