2007年10月05日(金) 10時44分
ボットウイルスの恐怖、再インストールに注意(ツカサネット新聞)
ある日、プロバイダからメールが届いた。
「あんたぁ、ボットウィルスに感染しとるかもよ」
ボットウィルスなんて全くもって寝耳に水だ。
とりあえず、メール内のアドレスから駆除ツールをダウンロードして検査したが感染無し、更にウィルス対策ソフトでも全検査したが問題なかった。では、なぜこのようなメールが届いたのか。
メールに記載されているパスワードで不正アクセス検知のログを見ることが出来るのだが、それによれば不正アクセスの時刻は前々日、19時30分頃。実は私のマシンは不運にもHDDが故障しディスクを入れ替えたため、その時間はOSの再インストール作業を行っていた。
インストール終了後、WindowsUpdateによる何度目かの再起動でネットワークに繋がらなくなる症状が出た。これが恐らく不正アクセスの瞬間だろう。つまり、WindowsUpdate中にネットワークからウィルスが進入した訳だ。
この事態には大きな問題点がある。
再インストール中に
・ネットワークに繋ぐとウィルスに感染する。
・ネットワークに繋がないとウィルスに感染しないためのアップデートが出来ない。
にっちもさっちも行かないとはこのことだ。
他にWindowsマシンを所有しているのならばともかく、一般家庭で一台のみ、しかも不測の再インストールだったならば相当キツイ状況だ。
これを打破するためには
・誰かにお願いしてアップデータを入手する。
・マイクロソフトからアップデートCDを実費(1050円)で送ってもらう。
・運良く感染せずにアップデートできるまでチャレンジする(推奨できません)。
なんにしても手間のかかる話になりそうだ。
今回は他のマシンに助けてもらって事なきを得たが、これを機に私はサービスパックをバックアップしておくことにした。これで多少はしのげそうだがウィルスは日々進化を続けている。次回、再インストールする事態になったときに使えるかどうかは甚だ疑問である。
※補足
今回のOSはWindowsXPの初期の頃のバージョンであり、昨今のサービスパック導入済みパッケージでは起こりにくいと考えられます。
また老婆心ではありますが、ボットウィルスは巧みに潜伏し、見た目上わからないことが多いようですので下記サイトにて一度検査された方が、より快適なネットライフをエンジョイできるかと存じます。
■関連サイト
総務省・経済産業省 連携プロジェクト
サイバークリーンセンター(Cyber Clean Center)
(記者:火消しSE)
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