羽田空港と中国の上海・虹橋空港を1日4往復するチャーター便が29日朝、就航した。羽田−上海便開設は昨秋に日本側から提案、中国側も同意し、日中国交正常化35周年に当たるこの日の就航が決まった。
第1便の出発に先立ち開催された記念式典に臨んだ冬柴鉄三国土交通相は「この日の就航は、両国の親密な関係にふさわしい象徴的な出来事だ」とあいさつ。中国政府関係者らと、くす玉を割って就航を祝った。
虹橋空港は国内線専用で、通常の国際線が発着する浦東空港より上海中心部へのアクセス時間が短い。羽田も成田に比べて都心に近いため、新路線は利便性の高さから、ビジネスや観光での需要が期待されている。
運航するのは日本航空、全日空、中国東方航空、上海航空の4社。
羽田発着で、定期便に近い形で運航されているチャーター便としては、羽田−ソウル便が1日8往復運航している。
ZAKZAK 2007/10/01