2007年10月01日(月) 11時15分
フリー・ハグズ、知っていますか?(ツカサネット新聞)
先日の日曜日、東京・渋谷を歩いていたら、面白い光景に出合いました。「FREE HUGS」と書いたボードを掲げて、街頭に立つ若者たちの集団があったのです。通りすがりの人の中には、ボードに吸い寄せられるようにその若者たちとハグしている人がいました。
「FREE HUGS」——。これは一体、何なのかと思い、ボードを持った若者の一人にたずねてみました。
「これは、いろいろな人とハグ(抱擁)しようという活動です。youtubeの動画をきっかけに海外で広がった運動で、見知らぬ人とハグすることで、とても暖かい気持ちになろうというそんな運動です」と話していました。どうやら、いわゆる平和活動のひとつのようです。また、日本ではmixiのコミュニティーで交流し、フリー・ハグズ活動の告知などをしており、インターネットを通じてじわじわと広がっているようです。
ウイキペディアなどでさらに情報を集めてみました。オーストラリアのホアン・マンという人物がハグを呼びかけながら、街を歩くという動画が2006年9月22日にyoutubeで公開され、このビデオを見た人の中でフリー・ハグズ運動が広がったのだそうです。
「ハグ」することでお互いの理解を深めるというのは、面白い平和運動だと思います。インターネットの利用者が広がる中、ちょっとしたことがきっかけでひとつの運動が広がるというのも不思議ではありません。
しかし、日本には、そもそもハグの文化がありません。今の20代前半の人たちと話をしていると、ハグすることにそれほど抵抗を感じない人もいるようですが、私は見知らぬ人とのハグにはどうしても違和感を抱いてしまいます。
日本でのフリー・ハグズ運動、どんな形で広がっていくのでしょうか。注目です。
(記者:のり)
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写真撮影:のり記者
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