インテルがこのほど、東京・巣鴨地蔵通り商店街で、平均年齢76歳、約200名の会員が集うパソコンサークル「コンピューターおばあちゃんの会」(大川加世子代表)と、期間限定の無料パソコン教室「すがもパソコン茶屋」を開いた。
7月26日から4日間行われたこの教室、マウスで絵を描いたりネットを見たりと、シニア層が気軽にパソコン活用法を体験できるとあって大盛況だった。
教室は、インテルが進める「シニア向けPCサポートサービス」の実証実験も兼ねていた。シニア世代が簡単にネットを使えるサービスを探るのが目的。
9月下旬にパソコンメーカーのPBJから発売予定のタッチパネルで操作するタブレット型パソコン「Slate DT Felica組み込み版」を設置、タッチパネルでも操作しやすいサイトを開設して実際に使ってもらい、生の声を集めた。インテルの吉田和正代表取締役共同社長は「シニア層にネットで生活が楽しくなることを知ってもらいたい」と、シニア向け市場の開拓に意欲を見せている。(2007年8月24日発売「YOMIURI PC」2007年10月号から)