ネット渋滞というのは、ネットで送受信されるデータ量が増えて、通信速度が遅くなってしまう状態のことですワン。
車や道路と違って目に見えるものではないのでイメージしにくいですが、通信回線にも扱うことができるデータ量には限界があり、許容量を越えそうになるとガクッと通信速度が落ちるのです。
インターネットの利用者が増え、ブロードバンドの恩恵で普通のホームページで使われるファイルのサイズが大きくなり、加えて動画配信サイトの増加、ファイル交換ソフトの使用……などなどネットを行きかうデータ量は増える一方ですワン。その中で、ネット渋滞の原因として挙げられているのが一部のヘビーユーザーです。
彼らが1日中ファイル交換ソフトで巨大なファイルをやりとりしたり、動画サイト1日中動画をダウンロードしたりしているため、回線を占有されていることがあるのですワン。ここに普通のユーザーがやりとりするデータが加わるので渋滞になる、と。そのため「ネット渋滞を引き起こしているヘビーユーザーの通信量を規制すべき、または追加課金で利用料を取るべきだ」という声も上がっています。
規制はすでにどこのプロバイダーでも何かしら行われていたりしますが、追加課金についてもかなり実現の可能性が高くなってきています。
もし課金が実施されても対象になる人はわずかでしょうが、完全定額制に慣れきったユーザーには「これ以上使ったら追加課金」というラインがあるのは、かなりプレッシャーを感じると思います。反発も、ものすごいでしょう。まだ可能性があるという段階ですが、今後のニュースが気になりますワン。