英会話学校最大手のNOVAが、9月末に約50の教室を閉鎖する計画であることが20日、明らかになった。
首都圏や大阪、神戸など複数の教室が立地する地区を中心に、近接する教室を統廃合する予定で、閉鎖する教室の受講生に対し、教室の変更を通知し始めている。
元受講生による解約金返還訴訟や、経済産業省からの一部業務停止命令を受けた受講生の減少などで、NOVAの経営環境は厳しくなっている。教室の統廃合で家賃などのコストを削減し、経営合理化を進めるのが狙いだ。
NOVAは今年3月以降、12教室を閉鎖し、8月末の教室数は913。9月末に50教室を閉鎖した後も、テナント契約の更新時期を迎えた教室を中心に、さらに追加閉鎖を検討する方針という。
NOVAは、教室閉鎖の検討について「現時点で機関決定した事実はない」とのコメントを発表している。