2007年09月18日(火) 19時02分
「当初、認めていない」=光市母子殺害で元少年−広島高裁(時事通信)
1999年4月に起きた山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が一、二審の無期懲役判決を破棄した当時18歳少年の被告(26)の差し戻し控訴審第8回公判が18日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれた。被告は供述変遷をめぐる被告人質問で「必ずしも(当初から起訴事実を)認めていたわけでない」と説明した。
被告は差し戻し控訴審で、殺意と乱暴目的を否定。弁護側は傷害致死罪の適用を求めている。
捜査段階の自白調書について、被告は「検察官から『死刑にならず生きて償ってほしい』と言われ、調書にサインした。人をあやめた負い目もあった」と話した。
逮捕直後は自殺したいという気持ちが強かったとし、一審広島地裁で無期懲役判決を受けた際は「こんな軽いものでいいのかと思った」とも明かした。
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