フランスのサルコジ大統領が今月ドイツを訪問した際に、メルケル首相らドイツ政府関係者にフランスが保持している核兵器の共同利用を提案し、即座に断られていたと、17日発売予定の独誌シュピーゲルが報じた。
サルコジ氏は今月10日の独訪問時、メルケル氏、シュタインマイヤー外相と昼食をとりながら会談。サルコジ氏は「フランスの核戦力は隣国も傘下に入っている」とした上で、「ドイツも核兵器の決定権に関与するつもりはないか」と、驚くべき提案をしたという。
シュタインマイヤー氏は、ドイツが75年に核拡散防止条約に加盟したのは、「ドイツが核保有を目指していないからだ」と提案を断った。メルケル氏も同調したという。
http://www.asahi.com/international/update/0916/TKY200709160082.html