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2007年09月15日(土) 01時24分

元国交次官・佐藤信秋議員に献金、省幹部「会社員」と記載読売新聞

 7月の参院選で初当選した自民党の元国土交通次官・佐藤信秋参院議員(59)の資金管理団体「佐藤信秋後援会」が、国交省の現職幹部や公益法人などに天下ったOBら約300人から献金を集めながら、政治資金収支報告書の職業欄にはいずれも「会社員」と記載していたことが分かった。

 同省発注の橋梁(きょうりょう)工事を巡る談合で摘発された企業の社長や、別の談合で「天の声」を出していた元建設省技監らにも、献金を受けていた。官僚出身議員の露骨なOB・業界依存が浮かんだ。

 同後援会の2006年収支報告書によると、国交省幹部の道路、河川両局長、国土地理院長、国土技術政策総合研究所長は各5万円を献金していたが、職業は「会社員」と記載されていた。国家公務員法などで公務員の政治的行為には制限があり、地位を利用した選挙運動は禁じられているが、献金は認められている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000417-yom-pol