那覇空港の中華航空機(ボーイング737—800型)炎上事故後、保有する同系機13機を緊急点検していた中華航空は、主翼前側にあり機体の揚力を調整する可動翼(スラット)のボルトを締めるナットのうち、100個に緩みが見つかったと発表した。
事故機のスラット部分のボルト脱落が炎上事故につながった。同航空の整備部門責任者によるとスラット部分のボルトは13機合わせて計208本で、その約半分で締め方が基準値より緩いことが分かった。同航空は「問題のナットはすべて締め直したため安全上の問題はない」としている。
炎上事故後、米連邦航空局は同系機を運航する世界の航空会社にボルト部分の点検を求めていた。
http://www.asahi.com/national/update/0908/TKY200709080273.html