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2007年09月08日(土) 17時32分

ボンベ転がり、男性重傷=コンビニに衝突、道路を150メートル−大阪時事通信

 8日午前11時20分ごろ、大阪市平野区加美東の「パチンコ国際会館」の立体駐車場1階で、消火用のガスボンベをトラックに積み込む作業中、重機でつり上げた1本が落下した。ボンベは栓が外れ、ガスを噴出させながら、道路を約150メートル転がり、自転車で通り掛った近くの男性(27)が転倒。男性は頭を強く打ち、重傷を負ったが、命に別条はないという。
 ほかにガスの吸引などで3人が病院に搬送された。いずれも程度は軽いという。府警平野署はボンベを積み込んでいた建設会社の男性社長(60)から詳しく事情を聴いている。
 調べでは、ボンベは長さ175センチ、直径30センチ、重さ約80キロ。消火用の液化炭酸ガスが入っており、毒性はないという。
 積み込み中に落下したボンベは、向かい側のコンビニ「ファミリーマート加美駅前店」入り口のガラスに衝突。店内にいた中学2年の男子生徒2人が噴出したガスを吸い込み、気分が悪くなった。
 ボンベは蛇行しながらさらに転がり、縁石にぶつかった後、パチンコ店の方に戻って入り口横のガラス戸を割った。この間、重傷を負った男性のほか、通行中の女性(76)ら2人が転倒したり、ガスを吸引したりした。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070908-00000093-jij-soci