ウェブサイトの更新状況などを「RSS」などの方式で提供する「フィード」。株式会社サンブリッジのエグゼクティブプロデューサー小川浩さんは、「フィードを上手に使いこなせれば、情報収集の効率は劇的に上がる」と言う。開発にかける意気込みを聞いた。
更新の通知はフィードが便利小川 まず商品と店舗を例に説明しましょう。ある商品を買いたいと思っているときに、その商品が店にあるかどうかは重要な情報です。この点がわかりさえすれば、店に行かずに、通販で済む可能性もありますよね。コンテンツを読む際も、同じことが言えます。
ウェブサイトに新たなコンテンツが加わったときに「更新された」ことを示せれば、読みたい側にも読ませたい側にも便利です。この更新情報を提供するのが、フィードなのです。
小川 ウェブ上には情報があふれかえっています。でも、フィードを使うと、情報を集めたり読んだりする効率を一気に上げられます。
このとき、更新の事実だけでなく、中身の情報まで一緒についてきたら、発信元のサイトに行く手間がなくなります。実は、フィードは、すでにそんな使われ方もされています。
小川 メールマガジンと違うのは、フィードはあらゆるサイトの情報を、共通の形式でやり取りできることです。今は、ウェブ2.0の時代と言われますが、中でも私が最も大切だと考えているのは、データが「共通の規格」で「オープン」にやり取りされることです。それを体現しているのが、フィードなのです。