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2007年09月02日(日) 11時01分

横浜・警官銃撃:「銃規制強化を」 身近に暴力団が…相次ぐ事件に憤りの声 /神奈川毎日新聞

 横浜市神奈川区栗田谷のアパートで、1日早朝に発生した発砲事件。家宅捜索をしようとした警視庁新宿署の警部補(41)を銃撃して負傷させ、拳銃を持って逃走したのは山口組系の暴力団関係者とみられる。東京都町田市の立てこもり事件など今年に入って相次ぐ発砲事件に、住民から「銃に対する規制をもっと強化すべきではないか」と憤りの声が上がった。
 付近の住民によると、「パーン」という乾いた銃声が閑静な住宅街に響いたのは早朝の午前5時20分ごろだった。その直前に捜査員と男がアパート「レオパレス栗田谷第2」の玄関前で大きな声で言い争っているのを複数の住民が聞いていた。銃声の直後に、男2人が「おい、早くしろ」などと言いながら、アパート下の坂道を一目散に走り去ったという。
 県警などの調べでは、現場となった1階の部屋は最近、山口組系の組員が借りたばかりだったといい、多くの住民は暴力団関係者が住んでいることを知らなかった。近くの無職男性(67)は「このあたりは古くから住んでいる人が多く、こんなに身近に暴力団関係者がいるとは思わなかった」と驚いていた。男性は「町田の事件などを聞き、近くで起きたら怖いと思っていたが本当になってしまった。拳銃への規制をもっと厳しくする必要があるのではないか」と語気を強めた。また近くの自営業の男性(54)は「犯人は拳銃を持ったまま逃げているというが、あちこちで立てこもり事件が起きており、不安だ」と表情を曇らせた。
 県内では、4月に相模原市で組員が同じ組の組員を射殺し、隣接する東京都町田市で都営住宅に立てこもる事件が起きた。県外でも、5月に愛知県長久手町で民家に立てこもった元組員の男が発砲、2警官が死傷した。

9月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000021-mailo-l14