新司法試験の「考査委員」を務めていた慶応義塾大法科大学院教授=8月に退職=が自分の学生を対象に答案作成の勉強会を開くなどしていた問題で、全国の法科大学院74校でつくる法科大学院協会(佐藤幸治理事長)は1日に開いた臨時理事会で、慶大大学院を1年間の会員資格停止とする処分を決めた。
会員校の処分は初めて。慶大大学院は、総会で要望や意見を述べることや、協会主催のシンポジウムに出席することなどができなくなる。
協会は調査報告書で、勉強会は大学院の教室を使って公然と行われていた▽元教授は大学院運営の責任を持つ立場にあった——などとして教授個人だけでなく大学院にも責任があると判断した。
http://www.asahi.com/national/update/0901/TKY200709010235.html