東京都府中市の府中刑務所は2日、50代の男性受刑者が1日に肝臓破裂による大量出血でショック死したと発表した。別の受刑者が暴行したと話していることから、府中署が傷害致死の疑いで調べている。
同刑務所によると1日正午ごろ、受刑者が吐いて腹痛を訴えているのを刑務官が見つけた。刑務所内で診察し、午後1時10分ごろ同市内の病院に救急車で運んだが、午後2時半ごろ死亡が確認された。刑務官が同室の受刑者に聞いたところ、1人が直前に暴行したことを認めたという。
同刑務所によると死亡した受刑者の部屋は6人用だが、当時は7人が入室。同刑務所では02年から受刑者が定員を上回る状態が続き、1日は定員2842人に対し3103人が収容されていた。
http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY200709020110.html